移民しました

一ヶ月ちょっと前にシンガポールに引っ越したので雑感を記録。


Amazonの陰が薄いのに驚いた。食品と日用品はオンラインスーパーのRedMart で購入できるので日常生活には支障はないけど、それ以外のオンラインショッピングはまだ手が出せず。


地下鉄とバスがとても安くて便利、しかも通勤時は都心と逆方向に行くおかげもあって全く混んでないから非常に快適。


バスは便利だけど車内に次の停留所の表示が無いため、知らない場所に行く時は地図アプリとにらめっこ、またはMoovitなどのアプリで通知すると便利。時間に余裕がある時は窓の外を見ながらバス移動が楽しい。


タクシーは日本より安いけれど、Grabは予約時に行き先指定+料金が確定するので便利。ただし朝晩の通勤時間帯や土砂降りの時などは通常の2-3倍の料金に跳ね上がるが、それでも日本より安い。


公立の学童保育が小学校に併設されていて、数も多いが、エリアによっては少なく、そこの学校に通っていないインターナショナルスクールの生徒は入れない。民間の学童保育もローカルの学校のカリキュラムを前提としていたり、塾っぽい印象。


レストランはサービス料と税金で概ね20%近く割増、フードセンターは安いが麺やご飯などの炭水化物系が多いのとシーフードは高いかぼったくりも中にはあるらしく、今のところ平日夜は概ね家で作って食べている。早くテイクアウトの良いお店を色々見つけて楽になりたい...


シンガポールでは住み込みヘルパーさんがいるのが珍しくないらしいが、通いで来てもらう方が倍近く高い。が、住み込みヘルパーさんを頼むには部屋が必要。


銀行口座開設に必要な書類が来たばかりの外国人には簡単に用意できないものなどもあるので、事前に確認した方が無難。相談しておけば多少融通が効くこともある。お昼以降は銀行がとても混むので2時間待っても口座開設できなかったりする。朝一かつ早くから空いている支店に行った方が安全。


現金預け入れ可能なATMが少ないためまとまった現金を持ち歩くことがあるが、治安が良くて助かる。


無印の会員割引は100ドル以上の買い物を一度にもしくは2-3日以内の合計でする必要がある。無闇に会員アカウントを増やそうとしない潔さが良いと思った。


ベジタリアン向けの選択肢がとても豊富。


会社の冷蔵庫がハラルとノンハラルに分かれている。


会社のカフェテリアでは豚肉を使った料理がない。


カフェテリアでいつも麺類が人気なので、シンガポールの人たちがラーメン好きもなるほどねーと思っていたら、冷房で寒いからあったかい汁物が食べたくなるからだよと言われた。鍋焼きうどんやほうとう流行ったら嬉しい。


賃貸物件の契約時に大家さんから色々と条件を出され、中には理不尽なことを言われる場合もあるので要注意。そして引っ越してみたら郵便受けの鍵が錆びついてて開かない、お風呂のバスタブに栓が無いとか色々起こる。



築浅のコンドミニアムは各部屋が小振りでバルコニーやプールなどの共有設備がやたらと豪華。インフィニティプールまである場合も。でもプールに住むわけではないので築10年以上の広めを選択。


食べ物美味しい。子供達が日本食を食べたがらなければもっと安く便利に外食できるのになー。


インターナショナルスクールの学費は結構幅がある。でも学費は安いけどバス代が非常に高いところもあったりするのが要注意。


12月で最高気温30度ちょっとくらいなのだが普通に冬物衣料がzaraとか色々なところで売っていて、夏物を置いていない店もある。


ユニクロダイソードンキホーテ一風堂

紀伊国屋書店明治屋サイゼリヤ高島屋伊勢丹、ヨックモック、日本の店が多く、2年前に比べて更に増えている。


大きめの小学一年生でも電車で席を譲ってもらえるのに驚いた。


駅からオフィスまでのシャトルバスがとてもファンキー。


日本人向け美容院が結構ある模様。駐在員とその奥様方がターゲットだからかとても高い。韓国系美容院もたくさんある。今度リトルインディアにヘナの白髪染に行きたい。

1月2日 最近読んだ本

ここ1ヶ月くらいで読んだ本。

 

「日本殺人巡礼」

www.akishobo.com

 

「ひとりぼっちを笑うな」

shoten.kadokawa.co.jp

 

日本の路地を旅する

honz.jp

 

まじめに生きるって損ですか?

ddnavi.com

 

南京事件」を調査せよ

books.bunshun.jp

 

「子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法」

www.ohtabooks.com

迷っている

このところずっと仕事が嫌で、異動したい転職したい会社辞めたいここから逃げたいと考えてばかりいる。

 

社内でこれがどうしてもやりたいと思うポジションがあって、応募して最終選考一歩手前くらいまでは進んだようだけど、結局ダメだった。もっとテクニカルな人が欲しいと言われた。そんなのcv見た時点でわかると思うんだけど。

 

その件を待っている間に、別の空きポジションの声を掛けてくれた人がいた。でも先に選考が進んでいる件があったことと、4年前に入社した頃とほぼ同じ仕事をすることになるのはあまり気が進まなかった。

 

でも応募した件が結局ダメで、その事を声を掛けてくれた人に伝えた時には、空きポジションは既に公開求人になっていたし、応募してだめだった場合は完全に戻る場所がなくなる状況となっていた。

 

結局自分は何が好きなんだろうかと思うと、自分が今やっている仕事はかなり理想に近いはずなのに、自分の力不足が明らかなので逃げたいと思うのだと思う。

 

言語に関わる仕事

グローバルとローカルの間のリエゾン

コミュニケーション

IT

自分が好きな製品を作っている会社で働いている

給与などの待遇面でも前よりずっと良い

もっとテクニカルに強くなりたかった

プロダクトライフサイクルへの関与

勤務時間や場所の融通が効く事

色々な人との関わり

 

 

晩ご飯

夫の向かいの席に座りたくなかったから、台所で立ったまま夕食を食べ作り置きしてみた。

 

タンドリーチキンの漬け込み

キーマカレー作って冷凍

明日の子供のお弁当のおにぎり

卵焼き代わりのひき肉オムレツ

 

明日の朝晩楽できそうだ。悪くない。

3月11日

6年前の3月11日は妊娠6ヶ月だった。

 

お昼時の会議の後、他部署の人に会ったり待ったりで、地下一階のインド料理屋でカレーを食べていた。新宿駅近くの高層ビルで、ぎしぎしっと大きく揺れた時に下手に外に出ると上からガラスやビルの外壁が落ちてきて危ない、と思ったので最初はそのまま中にいようと思っていた。

 

1度目の揺れの後、やっぱり怖くてこのまま瓦礫の中に埋もれてしまうんだろうかと思うと、我慢できなくて外に出た。幸い、コート、ノートPCと荷物は全部持ってきていた。外に出て、しばらく立っていたけれどお腹は大きいし曇り空で寒くて座りたかったので、もう一度中に入った。オフィスは30階にあり、エレベーターが止まっていたので上まで登ることはできなかった。

 

レストランの人たちに声を掛けて、もう一度店に入り座らせてもらった。もう一度揺れた。怖かった。もう一度外に出た。

 

しばらく外に立っていた。携帯電話は繋がらず、メールもなかなか届かなかった。一体どうなるのかと怖かった。

 

Facebookで突然前の会社の同僚がコメントしてきた。普段それほど話をするような付き合いでも無かったので、彼女も怖かったんだろう。1時間ほど経った頃に夫と連絡が取れた。メールだったか、SMSだったか。

 

新宿から明治通り沿いに歩いて帰ることにした。妊婦とは言え、体力には自信があったし、新宿から家までは昔から歩いたり自転車で行き来していたので道に迷う心配は全く無かった。

 

2時間ほど新宿から明治通り沿いに歩いた。新宿駅横の大きなスクリーンには、被災地の様子が映し出されていて、道路は大渋滞だった。歩道もお祭りか何かのように大混雑だった。ヘルメットを被っている人たちが羨ましいなあと思った。前の会社の防災セットにはヘルメットが入っていたのに、と考えていた。時々不安になって、頭の上にノートPCを載せてみた。途中のコンビニに寄って、水やお菓子を買った。

 

池袋まで着いた。先に家に帰り着いた夫が上池袋まで車で迎えに来てくれた。待っている間、近くのスーパーで食べ物を買っておいた。体力には自信があったけど、薄暗くなって来て歩き続けるのが少し不安になって来た頃だったので、安心した。

 

子供は実家の母が迎えに行ってくれて、そのまま預かってくれていた。最初、夫に子供はどうなったかを聞いても返事がなかったのですごく不安だった。

 

家は一見問題なさそうだったけれど、地震直後は2階の給水管が外れて水漏れが起き、真下にある和室が水浸しになっていた。

 

同じ保育園に子供を預けていた子のお母さんは、新宿駅の反対側で勤務していたけれど、バスやタクシーに並んで帰ろうとしていたら、結局家にたどり着いたのは夜11時になったと言っていた。

 

その日の夜は実家に泊めてもらい、眠ろうとしたけれど余震とそのせいで壁が軋む音、横にあるタンスが倒れて来たらどうしようかと考えてなかなか寝付けなかった。

 

今は新宿よりも遠い場所、そして36階にいる。昨日ちょうど自転車でオフィスのある場所まで行ったけれど、今度地震があって交通手段が無くなったらどうなるだろうか。会社で避難して残らなければならないとしたら、子供達のことが心配でたまらないと思う。

 

前よりも遠いところから帰る途中に、自分に何かあったらどうなるのだろうか。夫は前回のように地震の直後に家に帰って来てくれることはない。自分は子供たちのところにすぐには戻れない。道も距離が長く、前よりもずっと不案内な場所で、都心を通り抜けて行かなければならない。

 

ついさっき、「働けECD わたしの育児混沌記」を読みながら、今度地震があったら、もう自分なんて瓦礫の下敷きになって見つからなくてもいいや、と考えたりもした。もう何も残っていない気がするから。子供達は私がいなくなったらきっと悲しむんだろう。会社の同僚たちも、何人かは悲しんでくれるんだろう。でも夫は私がいなくなってもきっと悲しくないと思う。きっとせいせいするんだと思う。

 

中学受験

今まさに色々考えているところだったので、こういうエントリ大変にありがたい。

 

http://b.hatena.ne.jp/entry.touch/anond.hatelabo.jp/20170206102543

 

私は地方公立育ち、大学は東京都下で第一志望のどうしても行きたかった学校行って行きたかった海外交換留学にも行かれた。

 

新卒の時に就職活動しないで、大学院に行こうかと思って派遣社員やった後、大学院受験に失敗したけどその後正社員で就職。転職3回目して4社目、不満が全く無いわけではないし、激務だけど十分恵まれている環境だと思う。

 

今のところ大学院には行き損ねているけど、仕事の方が楽しくなったからで、それに今そこまで勉強したいこともなく、学びたければ仕事から学ぶことも多いので後悔はしていない。

 

子供達にも最終的納得の行く選択をしてもらえれば、それが一番いい事だと思うので、そういうサポートできる親でありたいけど、できるかなー。